文学・評論
マナーはいらない 小説の書きかた講座
三浦しをん
三浦しをんが小説の書きかたを綴ったエッセイ集。執筆に必要なのは作法ではなく、書く楽しさを掴むことだと軽やかに説いていく一冊。白い皿の上にナイフとフォーク、万年筆、束ねたローズマリーが並び、その中央に「Depuis 2020」と刻まれた洋菓子店のラベルめいた枠で書名が据えられる。赤いギンガムチェックのクロスがのぞき、テーブル上の静物画のように構成された装丁。書くことを日々の食卓と地続きの営みとして差し出す、親しみのある佇まいに仕上がっている。