一覧に戻る文学・評論まんぷく旅籠 朝日屋-なんきん餡と三角卵焼き高田在子江戸の旅籠「朝日屋」を舞台に、料理と人情を描く時代小説シリーズの一篇。なんきん餡や三角卵焼きといった献立を巡って、店に集う人々の小さな機微が綴られる。淡い黄の地に、縞の前掛けをつけた女性、菓子折を抱えた子ども、刀を提げた侍、軒を連ねる町家を細い線と抑えた彩色で配し、賑わいを一枚の風俗画として束ねる。題字は墨の筆致で大きく流し、書名と人物群が穏やかに溶け合う。湯気の立つ厨と街道筋の往来を、絵筆と文字の余白で同時に味わわせる一冊。About出版社中央公論新社出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁岡本歌織(next door design)装画中島梨絵Amazonで見る