一覧に戻る文学・評論16歳の遺書櫻井千姫16歳の少女が遺す「遺書」をめぐる物語。タイトルが告げる重い主題を、思春期のまなざしから受けとめる一冊。表紙には頬に手を添えるセーラー服の少女が緻密なイラストで描かれ、藍の上衣と臙脂のスカーフが画面を静かに引き締める。白いゴシック体のタイトルは少女に重なるように大きく配され、半透明越しに視線がこちらへ届く構図。伏し目がちなまなざしと文字の対比が、書名の張りつめた響きを過剰に煽ることなく支えている。About出版社実業之日本社出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁西村弘美(角川書店装丁室)装画雪下まゆAmazonで見る