一覧に戻る文学・評論かか宇佐見りん19歳のうーちゃんが、心を病んだ母を「かか」と呼び、自分も母ももう抱えきれない地点から独自の語りを始める中編。表紙では淡い水彩の人物が青みがかった髪に顔を埋め、輪郭が紙へ滲み出してゆく。右側に据えられた太い明朝の二文字と、画面を縦に貫く赤い帯が、揺らぐ筆致を静かに留める。動く絵と動かぬ文字の拮抗が、語りの痛みをそのまま抱きとめている。About出版社河出書房新社出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁佐藤亜沙美(サトウサンカイ)装画Little Thunder(門小雷)+agence LE MONDEAmazonで見る