一覧に戻る文学・評論白子の柚子釜 一膳めし屋丸九(四)中島久枝市井の一膳めし屋〈丸九〉を舞台に、季節の料理と人の暮らしを綴る連作の第四巻。表紙では、縞の小袖に白い前掛けを締めた娘が、片手に小ぶりの柚子を掲げ、もう片方の腕に細長い魚と青物を盛った竹籠を抱えて立つ。橙から淡黄へとほどける夕景めいた背景に朱の太い題字がくっきりと浮かび、掌中の柚子の黄と呼応する。一品の支度にこもる手しごとの気配が、紙面からも静かに立ちのぼってくる。About出版社角川春樹事務所出版年2020年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁アルビレオ装画合田里美Amazonで見る