一覧に戻る文学・評論夏のおわりのハル畑野智美夏の終わりに揺れる、誰かをめぐる小さな物語。淡い藤色の地の中央に、白い陶の兎の人形がぽつんと置かれている。長い耳を立て、ドレスのスカートには無数の小さな穴が点描のように抜かれ、軽やかさと脆さを同時にたたえている。タイトルは細い明朝で右側に縦に流れ、人形の沈黙にそっと寄り添う。季節の境目に漂う淡い余韻が、装丁の静けさのうちに閉じ込められている。About出版社講談社出版年2015年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁アルビレオ装画イケムラレイコAmazonで見る