一覧に戻る文学・評論愛と日本語の惑乱清水義範日本語の揺らぎや言葉のずれを軽妙な筆致で掬い上げる、ことばをめぐる随筆集。鮮やかな朱橙の地に、カタカナとひらがながひしめき合い、意味をなさないまま画面いっぱいに渦を巻く。その中央に眼鏡の男が立ち、両脇に女性の影。男のシャツや胴体までもが細かな文字そのもので織り上げられ、人もまた言葉でできているのだと告げるよう。氾濫する文字の海をタイトル帯が一本に断ち切り、惑いのただなかに立つ姿が、本書の主題をそのまま体現している。About出版社講談社出版年2014年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁内山尚孝(next door design)装画平尾直子Amazonで見る