一覧に戻る文学・評論適切な世界の適切ならざる私文月悠光適切」を求めてくる世界と、そこにうまく収まりきらない自分との距離を見つめた一冊。淡い水色を基調にしたカバーには、崩れた学校机が小さな山をなし、その頂に少女がぽつんと立つ。一筋の赤いリボンと赤い靴だけが、灰青のモノトーンを切るように鮮やかに残されている。整列されるべき教室の風景が崩落した先で、なお揺るがず立つ姿。タイトルの問いが、構図そのものに重ねられている。About出版社筑摩書房出版年2020年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁名久井直子装画カシワイAmazonで見る