一覧に戻る文学・評論血の配達屋さん北見崇史角川ホラー文庫の一冊。タイトルが告げる通り、血をめぐる不穏な営みを核に据えた長編ホラー。深い藍に沈む背景のなか、少女が血の色に滲んだ大判の書物を両手で開く構図が中央に据えられる。タイトルの「血」の一字だけが鮮烈な朱で抜かれ、伏し目がちな瞳にも同じ赤がにじむ。冷たい青と粘度のある赤の対比が、物語の体温そのものを表紙に翻訳している。About出版社KADOKAWA出版年2022年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁青柳奈美装画遠田志帆(JUN KIDOKORO DESIGN)Amazonで見る