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地獄八景
文学・評論

地獄八景

田中啓文

亡者と獄卒が同じ卓を囲い、酒を酌み交わす——地獄を舞台にした物語の文庫版。落語的なおかしみと黒い諧謔が漂う一冊である。カバーは平面的なイラストレーションで、牛頭・馬頭らしき獄卒、ハンチングの紳士、烏天狗めいた人物がグラスを掲げて並ぶ。背後では炎が舞い、足元には荒野と燃え立つ煙のなかに人の横顔が浮かぶ。ターコイズと朱の補色がぶつかり合い、中央に置かれた黒枠白抜きのタイトルが画面を引き締める。明るい色面と地獄の図像のずれが、そのまま本の語り口を映している。

About

出版年
2016
判型
文庫
ジャンル
文学・評論

Credits

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