一覧に戻る文学・評論虹いくたび川端康成異母の三姉妹それぞれの恋と人生を、戦後の京都を舞台に綴る長編。虹のように儚く重なり、また離れていく女たちの心の機微が、静かな筆致で描かれる。淡い水色を背景に、黒のドレス、薄緑のドレス、花柄の着物をまとう三人の女性が並び、伏し目や横顔で視線は互いに交わらない。柔らかな絵肌と抑えた色数が、近しくも別々に生きる姉妹の距離感を映し、題字の朱だけが澄んだ画面に虹の余韻のように灯る。About出版社新潮社出版年1963年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画水口理恵子Amazonで見る