一覧に戻る文学・評論解死人 次郎左新井政美武田家の家臣でありながら浪人として村掛かりに暮らす親子を描く、書下ろし長編歴史小説。元家臣が「解死人」と呼ばれる身に落ちていく姿に、戦国末期の身分の揺らぎを重ねる一冊。表紙には、にじみを生かした水墨画ふうの男の顔が大きく据えられ、土と血を思わせる褐色と煤けた黒で覆われている。題字は太く重い明朝で縦に積まれ、傍らに「GESHININ」のローマ字が細く添えられる。輪郭を曖昧に溶かす絵肌と、ずしりと黒い文字の対比が、名を失いゆく者の存在感をそのまま装丁に立ち上がらせている。About出版社河出書房新社出版年2018年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁阿部ともみ[ESSSand]装画ヤマモトマサアキAmazonで見る