一覧に戻る文学・評論夏美のホタル森沢明夫山あいの小さな集落で過ごすひと夏を描いた長編。古びた商店の前にバイクを停める人物、背後に広がる夏の山と眩しい空が、どこか懐かしい時間の流れを呼び起こす。カバーには水彩で淡くにじませた風景画が据えられ、白く抜かれたタイトルと著者名が画面上部にやわらかく重なる。インクの濃淡だけで葉擦れや光の温度まで掬い取る筆致が、物語の余白と静かに響き合う一冊。About出版社KADOKAWA出版年2014年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画クサナギシンペイ(東京イラストレーターズソサエティ)Amazonで見る