一覧に戻る文学・評論日蝕えつきる花村万月江戸・天明六年の皆既日蝕を背景に、男女の残酷な機微を描いた時代小説集。黒を基調にした地に、白い月を背負って俯く女性像が描かれ、長く流れる黒髪と、わずかに覗く花柄の着物が画面に翳りと色気を落とす。題字は鮮烈な朱で縦に大きく組まれ、闇に滲む紅のように浮かび上がる。帯の「江戸の無惨」という黒地白抜きの文字が、装画の静けさと響き合い、光が欠けていく刻の不穏さを一冊の佇まいへと閉じ込めている。About出版社集英社出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁坂野公一(welle design)装画大竹彩奈Amazonで見る