一覧に戻る文学・評論闇に香る嘘下村敦史失明した兄の角膜移植を巡る疑念から、家族の奥に潜む嘘を掘り起こしていく江戸川乱歩賞受賞のミステリ。漆黒の地に、ゆらぐ炎を宿した赤い金魚鉢のような器が浮かび、揺らめく光の粒と細い線が水面のように器を取り巻く。タイトルは金の明朝体で大きく縦組みされ、闇のなかで匂い立つように発光する。視覚から嗅覚へと滑り込む装丁が、見えないものを手探りで嗅ぎ分ける物語の手つきと響き合う。About出版社講談社出版年2014年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁坂野公一(welle design)+吉田友美(welle design)Amazonで見る