一覧に戻る文学・評論血か、死か、無か? Is It Blood, Death or Null?森博嗣生と死、そして「無」のあわいを問う長編。三つの言葉を並べた題そのものが、答えを宙吊りにしたまま読者に手渡される。表紙では、ベージュの菱形の上に破れた紙片や、青と黒の模様を持つ断片が層をなして貼り重ねられ、英文の小さなラベルがそっと紛れ込む。整った幾何の枠と、引き裂かれた素材の質感が同居することで、明快な定義を拒む問いの輪郭が、そのまま装幀の手触りとして立ち上がっている。About出版社講談社出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画引地渉Amazonで見る