
ニューヨーク・タイムズの人気コラムから選ばれた、出会いと別れ、愛をめぐる21の実話を収めたエッセイ集。マッチングアプリ、失恋、LGBT、永遠の別れ——現代の関係のかたちが、当事者の声で淡々と綴られる。表紙は白地の上に、線画で描かれた木々と五組の人物がのびやかに配置される。手描きのタイトル文字には淡い水彩のピンクとブルーが重なり、犬を連れて歩く人、自転車を押す人、本を開く二人など、それぞれ別の物語を生きる人物像が並ぶ。輪郭だけで描かれた個々の姿は、どれひとつ同じ形をしていない関係の多様さを、そのまま装丁の手触りに移し替えている。
著SingerIsaacBashevis、西成彦
装丁鈴木成一デザイン室
装画ヘルマン+ニッチ
河出書房新社 / 2013年
文学・評論