一覧に戻る文学・評論かなりや砂の道で振り返る青年と、その視線をまっすぐに受け止める少女。海辺と思しき景色のなかで、二人の間にはまだ言葉になる前の何かが漂う。淡い水色の空と砂色の道が画面を上下に大きく分かち、緑のパーカーと朱色のワンピースが鮮やかな対比をなして人物を際立たせる。表題は手書きの筆致で柔らかく置かれ、はっきりとした輪郭線の挿絵との温度差が、静かな邂逅の予感をそっと包み込む。About出版社bookwall出版年2013年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁bookwall(五藤友紀、松昭教)装画スカイエマ