一覧に戻る文学・評論花酔いロジック 坂月蝶子の謎と酔理夜桜の下、ワイングラスを手にした男女と、足元で口に何かをくわえた黒猫——花と酒をめぐる謎を解いていく連作ミステリの一冊。淡い透明水彩で描かれた満開の桜と、藍からすみれへ移ろう夜空、足元に広がる石畳の柔らかな色斑が画面を満たし、紅をさした明朝のタイトルが枝の隙間に静かに差し込まれる。穏やかな夜気の中に小さな違和が潜む、その気配を装画がそのまま掬いとっている。About出版社KADOKAWA出版年2015年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁西村弘美(角川書店装丁室)装画ゆうこ