一覧に戻る文学・評論死のやわらかい鳥さんの瞼タイトルが告げるのは、生と死のあわいに触れる文学。表紙下部には「死ぬことが悲しいだけでなかったこと 落ちて初めて燃ゆ流れ星」と一首が刷られ、書物の輪郭をそっと示している。生成色の紙地には博物図譜から抜き出されたような巻貝と二枚貝が散らされ、中央に白い題簽が浮かぶ。題簽の内側には、ひと枝の薔薇の銅版図がささやかに添えられる。標本の硬質さと、題の「やわらかい」という語感とが、適度な距離を保ちながら静かに釣り合っている。About出版社点滅社出版年2024年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁名久井直子Amazonで見る