一覧に戻る文学・評論トオリヌケ キンシタイトルが示す境界をモチーフに、日常の隣り合わせで起こる小さな出来事をすくい上げる短編集。にじむ水彩で描かれた白い扉の前に佇む後ろ姿、頭上に揺れる三角旗、扉の隙間からこぼれる若葉と一羽の小鳥が、外と内のあわいを柔らかく示している。足元の黒い地面にはチョークで描かれたうさぎや家、ケンケンパの線、ボールが浮かび上がり、子どもの遊びの記憶が広がる。禁じられた向こう側へ踏み出すまでの、ためらいと予感が一枚に閉じ込められている。About出版社丹地陽子出版年2014年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁大久保明子装画丹地陽子