一覧に戻る文学・評論花咲家の休日休日」を題に置く一冊。蔦の絡む格子窓の前で、青年が小さな机に向かい、一輪挿しとティーカップを脇に本を開く——そんな静かな一場面が表紙いっぱいに描かれている。くっきりした線画に淡い彩色が重なり、タイトルは葉を象った深緑の楕円のなかに手書き風の白文字で収まる。足元の水辺に浮かぶ睡蓮や、画面のそこかしこに散る小花が、屋内とも庭ともつかない曖昧な場所性を醸し、日常から半歩だけ逸れた時間をそのまま一枚に閉じ込めている。About出版社bookwall出版年2014年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁bookwall(五藤友紀、松昭教)装画カスヤナガト(公式ブログ)