一覧に戻る文学・評論怒り(上)未解決の殺人事件をきっかけに、素性の知れない男たちと出会った人々の疑心と信頼が揺らいでいく長編小説。くすんだ抹黄の地に、断片的な色片を貼り合わせて像を結ぶ男の頭部が据えられ、輪郭は崩れかけながらも正面を向く。白抜きの「怒」が顔の上に重ねられ、横にIKARIのローマ字と「上」の朱印が控えめに添えられる。継ぎはぎの肖像と一字の白が、見えない感情の輪郭を静かに浮かび上がらせる。About出版社bookwall出版年2014年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁bookwall(五藤友紀、松昭教)装画政田武史