一覧に戻る文学・評論堂島物語(5)漆黒篇大坂・堂島の米市場を舞台に、相場と人生を賭ける男たちを追う時代小説の第五巻「漆黒篇」。セピアと飴色に沈む背景には黒い縦線が幾筋も走り、雪のような白い粒が静かに降りしきる。淡色の着衣の男が手のひらをこちらへかざし、その面には深い陰影が落ちている。題字は太い筆致の黒で力強く据えられ、巻数の「5」だけが朱橙の小さな札となって画面にリズムを刻む。巻名の「漆黒」を、白い粒と縦に走る闇とで照らし返す装い。About出版社bookwall出版年2012年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁bookwall(五藤友紀、松昭教)装画こより