一覧に戻る文学・評論子どもたちは夜と遊ぶ(上)辻村深月夜の気配を抱えた若者たちが、危うい遊戯のなかで互いの輪郭を試していく物語。淡い水彩で描かれた表紙では、橙色の髪の少女が瞼を伏せ、両手で抱え込むようにして暗い球体を覗き込んでいる。背景は鮮やかな黄と深い藍が滲み合い、舞い散る白い粒子と一枚の白い紙片が静かに浮かぶ。閉じた瞳と球面の漆黒が、夜と内面が呼び合うこの小説の温度を、声を潜めて差し出している。About出版社講談社出版年2008年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁坂野公一(welle design)装画笹井一個Amazonで見る