一覧に戻る文学・評論うしろ ふきげんな死神。角川ホラー文庫の一篇。少年と少女、そして「ふきげんな死神」をめぐる物語が、薄暗い洋館を舞台に進む。カバー画は、剥がれかけた壁紙と蜘蛛の巣の張る古い室内で、肘掛け椅子に身を沈める少年と、その背後に佇む少女を描く。裂けた赤いカーテンと点された蝋燭、青く沈んだ全体のトーンが、不穏さと叙情を同居させる。白い筆文字の縦組みタイトルが暗がりに涼やかな余白を切り開き、本の物語に流れる冷たい気配をそのまま予告している。About出版社KADOKAWA出版年2014年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁大原由衣+KADOKAWA+フィールズ装画toi8(公式ブログ)