
働く」という営みを通して自分が少しずつほどけてゆく、その手触りを聞き書きと写真で辿る一冊。淡い杏色の地に、手描きの水彩で描かれた数羽の鴎が斜めに横切り、太く構えた黒の和文タイトルが一文字ずつ余白とともに散らされている。鳥の翼と文字のあいだに風が通り、画面全体がゆっくりと呼吸している。重くなりがちな主題を、空に開いていく軽やかな所作でくるんだ装い。
装丁峯崎ノリテル((STUDIO))+正能幸介((STUDIO))+目次イラスト:峯崎ノリテル((STUDIO))
((STUDIO)) / 2018年