文学・評論
ハキダメ。 銀行員七野夏姫の渉外日誌
ぺんたぶ
銀行員として渉外を担当する女性の日々を、ネット作家がリアルな手触りで描いた半自伝的な青春小説。表紙は漫画の見開きを思わせるコマ割りで構成され、白地に黄みがかったオレンジの線画で、スーツ姿の同僚二人や主人公らしき女性の表情がコマごとに切り取られている。タイトルはコマを跨ぐように太いショッキングピンクのカタカナで大きく置かれ、可愛らしさと攻めの強さが同居する。淡い線画の透明感と蛍光ピンクの硬質な発色のコントラストが、職場で揺れる感情の機微とそれを軽やかに吐き出す語り口を、視覚に翻訳している。