一覧に戻る文学・評論命舞安倍雄太郎日本舞踊の発表会で、冴えない大学生の駿介は舞台に立つ吉樹の姿に心を奪われる。恋のライバルでもある彼と衝突しながら稽古に打ち込み、芸事の厳しさと奥行きへ踏み込んでいく青春小説。日舞の名取である著者の経験が、身体の鍛錬と若者たちの焦燥を熱量ある物語に変えている。白地を大きく残した画面に、扇を持つ二人の人物と、筆勢の強い巨大な題字を重ねるカバー。人物の静かな所作と文字の躍動が拮抗し、舞台上の緊張と、まだ形にならない情熱を一枚に封じ込めている。About出版社小学館出版年2026年判型文庫判(320ページ)ジャンル文学・評論Credits装丁大原由衣装画yoco