文学・評論
超短編! ラブストーリー大どんでん返し
森晶麿
短い物語の中に仕掛けられた、恋愛の予想外の転調をめぐる超短編集。白地のカバーには、スーツ姿の青年と制服姿の女性を中心に、トランクや観葉植物、ギター、ウイスキーグラス、ナイフ、開かれた本といった小物が点在し、それぞれが物語の断片を匂わせる。タイトルは太い明朝で大きく組まれ、右上には赤い縦書きで「ラブストーリー」が添えられて視線を引き締める。軽やかな筆致のイラストと、断片的に並ぶモチーフが、短い枚数で景色を変える物語の構造そのものを示している。