一覧に戻る文学・評論ほどなく、お別れです長月天音葬儀社で働く若い女性を主人公に、故人と遺族が交わす最後の時間を描いた連作短編。別れの場面に寄り添いながら、生者の側がそこから何を受け取り直すのかを静かに掬い上げていく。表紙は水彩のにじみを生かしたイラストレーション。歩道橋の上で街を見下ろす後ろ姿、青く塗られた手すり、遠くにそびえる白い塔と、薄黄に色づきはじめた街路樹。手書きのやわらかな明朝で置かれたタイトルが、空の余白に静かに沈む。見送ることと、見上げること。その二つの所作が一枚の構図に重なる。About出版社小学館出版年2022年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁岡本歌織(next door design)装画しらこAmazonで見る