一覧に戻る文学・評論九年前の祈り九年前の祈り、というささやかな時間の名指しから始まる一篇。淡いミントグリーンの地に、ピンクの細い線で郊外の家並みや木々や柵を引き、薄い黄で躍動する人影を重ね刷りした表紙は、土地と記憶を二重写しのように透かす。上部に散らされた小さな宝石や花のしるしが、断片めいた手触りを添える。線と色のあわいに、過ぎた時間へ呼びかける静かな声がそっと立ち上がっている。About出版社fischiff VERLAG出版年2014年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁fischiff VERLAG装画水野健一郎