一覧に戻る文学・評論スパイの妻行成薫戦時下、夫の秘めごとに触れてしまった妻の選択を辿る物語。表紙には後ろ姿の女性が一人、チェック柄のワンピースで乾いた大地に立っている。淡い黄土の絵具が滲む油彩風の背景に、ピンクの肉筆書体で記されたタイトルが重なる。顔は見えず、足元から伸びる長い影だけが残る。揺らぐ筆致と振り向かない佇まいが、信じることと疑うことのあいだに置かれた女の覚悟を静かに示している。About出版社講談社出版年2020年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁坂野公一(welle design)+吉田友美(welle design)装画agoera(welle design)Amazonで見る