一覧に戻るノンフィクション母という呪縛 娘という牢獄齊藤彩医学部進学を強要され続けた娘が、ついに母を手にかけた——滋賀で実際に起きた事件の経緯と背景を、加害者となった娘の手記や肉声に基づき克明に描き出すノンフィクション。淡い藤色の地に、紫とショッキングピンクで縦に引き伸ばされた母娘らしき二つの人影が、互いに頬を寄せながらも一本の柱のように癒着して立つ。輪郭は曖昧で、どこまでが母でどこからが娘か判然としない。タイトルの「呪縛」「牢獄」という重い語と、絵の柔らかな彩度差が拮抗し、近しさが束縛へと反転する瞬間を一枚で示している。About出版社講談社出版年2022年判型単行本城井文平ジャンルノンフィクションCredits装丁城井文平Amazonで見る