
ベルリンを拠点に絵本・舞台美術・映画美術と領域を横断してきた画家が、自身の歩みと制作観を日本の読者に向けて綴った一冊。未発表作を含む代表作45点を収め、絵と人生の関わりを静かに語り直す。表紙には深い茶褐色の薄闇に集う人々が低く配され、その上に独語タイトル「Michael Sowas Welt」が細い無装飾の書体で大きく置かれる。最上部に小さく刻まれた邦題は控えめで、下端の赤い帯がかすかに視線を引き締める。暗がりから差す光のような構成が、画家の世界へ静かに招き入れる扉となっている。

著EverettPercival、木原善彦
装丁鈴木成一デザイン室
装画吉田雨水
河出書房新社 / 2025年
文学・評論