一覧に戻る文学・評論臆病な僕らは今日も震えながら汐見夏衛声に出しきれない不安を抱えた者たちの、それでも今日を生きる物語。ターコイズブルーの空間に、ギターを携えたまま落下するように宙へ放り出された人物が描かれ、赤い飛沫が痛みや叫びのように周囲へ散る。縦組みタイトルの一部の漢字は黒い小さな枠で囲われ、画面に静かな緊張をもたらす。淡い英文タイトルの併走も含めて、声にならない震えの手触りが、装丁そのものから伝わってくる。About出版社実業之日本社出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁西村弘美(角川書店装丁室)装画ダイスケリチャードAmazonで見る