
孤独な夜にこぼれた女性の本音や恋愛の機微を、短い言葉で紡いだエッセイ集。SNSで支持を集めた著者のデビュー作で、眠れない時間に寄り添う一行が連なる。モノクロームで描かれたうつむく女性のイラストに、ヘッドフォンやカメラなど散らばる持ち物が重なり、深夜の私室の気配を漂わせる。タイトルは蛍光ピンクの明朝で縦に配され、背景には筆記体の英文タイトルが薄く流れる。帯にも同じピンクが大胆に敷かれ、暗い画面の中で熱を帯びた言葉だけが光るような構成になっている。
著横関大
装丁菊池祐
装画岸あずみ
小学館 / 2023年
文学・評論