一覧に戻る文学・評論刑事さん、さようなら刑事という生業との別れを思わせるタイトルが、物語の輪郭をそっと示す長編。表紙には夜更けの路地に佇むひとりの男のイラストが描かれている。深い藍と黒に沈み込む細道に、扉から漏れた橙の光が長く伸びて足元を照らし、首元の赤いマフラーだけが鮮やかに浮かび上がる。沈黙のような色の中で揺れるわずかな暖色が、別れを前にした人物の余韻を静かに伝えている。About出版社スカイエマ出版年2013年ジャンル文学・評論Credits装丁中央公論新社デザイン室装画スカイエマ