一覧に戻る文学・評論日曜は憧れの国円居挽日曜の午後、ふと足を踏み入れたくなる小さな世界を覗き込むような連作。少女たちが寄り集まり、書物や帆船模型、古い地球儀の並ぶ部屋でひとときを過ごす情景が、淡いクリームのストライプを背景に切り取られる。額縁めいた装飾の中に置かれたタイトル、太陽や薔薇、蝶の細やかな添景が、物語の温度をそのまま画面の意匠に翻訳している。線の柔らかさと色面の落ち着いた朱色が、憧れという言葉のかすかな甘さをほどよい距離で支えている。About出版社東京創元社出版年2016年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画煙楽Amazonで見る