一覧に戻る文学・評論ぐるぐる猿と歌う鳥加納朋子子どもの目線で日常の機微をすくいとる物語。木漏れ日の落ちる公園に、球体のジャングルジムをよじ登る子と、その下から見上げる子。傍らには誰も座っていないベンチが一脚置かれている。淡い水彩で刷かれた緑と土の色、滲むような白い筆文字のタイトルが、子どもの世界の輪郭をやわらかく縁取る。遊具のなかと外、登る者と見上げる者——子ども時代に確かにあった距離が、装いそのものから静かに立ちのぼってくる。About出版社講談社出版年2013年ジャンル文学・評論Credits装丁内山尚孝(next door design)装画こよりAmazonで見る