一覧に戻る文学・評論涙のような雨が降る赤川次郎少女がひとり、銃のような物を手に立ち尽くす——赤川次郎が描く青春ミステリの一篇。深い藍と紫に沈んだ画面の中央に、セーラー服姿の少女が逆光で浮かび上がる。背後には雨粒の波紋が幾重にも広がり、放射状に伸びる光線が彼女の輪郭を切り裂くように走る。タイトル文字は白い明朝で縦に大きく置かれ、闇に滲む水滴と響き合う。涙と雨を重ねた題名そのままに、悲しみを湛えた一枚の絵として立ち上がる装幀である。About出版社双葉社出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁西村弘美(角川書店装丁室)装画げみ(Karon)Amazonで見る