一覧に戻る文学・評論ところで死神は何処から来たのでしょう?榎田尤利死神」という存在の起点を問うタイトルが、生と死のあわいを揺らがせる物語の輪郭を予感させる。表紙は伏し目がちな黒衣の人物が枯れかけた薔薇を抱え、背後では青い炎と橙色の光が交わり、散る花弁が宙を舞う。緻密な線描とくすんだ色面の重なりが、退廃と神聖さの境を曖昧に溶かしていく。死を擬人化したかのような像と、衰えてなお艶を残す花とが、問いそのものを一枚の絵に閉じ込めている。About出版社新潮社出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁團夢見 imagejack装画THORES柴本Amazonで見る