一覧に戻る文学・評論六百六十円の事情入間人間六百六十円という、どこかで見かけるささやかな金額を入口にした一冊。表紙では制服姿の若者たちが円を描くように横たわり、真上からの俯瞰で淡くとらえられている。ピンクや水色、白の引き算された色面に、漢字のタイトルが細く控えめに重なり、その下を半透明の大ぶりな英字「KATSUDON 660YEN」が静かに流れる。視点のずらしと余白の効いた色設計が、日常の小さな数字に潜む機微を穏やかに浮かび上がらせる装丁。About出版社角川グループパブリッシング出版年2010年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁里見英樹装画宇木敦哉Amazonで見る