一覧に戻る文学・評論堂島物語(2)青雲篇江戸期、大坂・堂島の米市場で若者が商いの世界に身を立ててゆく長編シリーズの第二巻。「青雲篇」と添えられた副題が、立志の時期にある主人公の歩みを示唆する。表紙には、結い髪に淡い色目の着物をまとった女性が伏し目がちに佇み、画面の縁からはこちらへ差し伸べられる手が覗く。背後は藍に沈む山並みと淡い黄の空。和の筆致で塗り重ねた色面に太く据わった明朝の題字が重なり、時代物としての落ち着きと、物語の機微への期待をともに立ち上げている。About出版社bookwall出版年2011年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁bookwall(五藤友紀、松昭教)装画こより