一覧に戻る文学・評論鵺の家鵺」という名の家を舞台に、二人の幼い子どもが手を取り合って佇む。屏風と鉄格子の窓を背に、赤い蝶が舞い、散った羽根や艶やかな絨毯の文様が水彩のにじみで描き込まれる。沈んだ緑と黒を地に、題字の黄と少女の着物の朱が灯のように浮かび、室内のすべてが息をひそめて見える。鵺の名が呼び寄せる気配と、子どもたちのまっすぐな視線を、一枚の画面が静かに束ねている。About出版社丹地陽子出版年2015年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁内海由装画丹地陽子