一覧に戻る文学・評論蛍の森石井光太森を舞台に、人にひそむ闇とそこに差すかすかな光を見つめた長編。装画は鬱蒼と茂る木々を夜の青と黒で塗り重ね、林床にいくつもの黄緑の点光が散る。蛍の明滅が暗い森の奥行きをしずかに照らし出し、画面左には冷たい青の細い流れが落ちる。中央には白い明朝の大きな題字が暗闇からまっすぐ抜きで立ち上がり、左端には欧文表記の題と著者名が控えめに添えられる。深い闇のなかに灯る無数の小さな光が、物語の主題そのものを告げているかのようだ。About出版社新潮社出版年2013年ジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画影山徹(東京イラストレーターズソサエティ)Amazonで見る