一覧に戻る文学・評論一分ノ一(上)戦後日本がもし分割統治されていたら——という仮想の歴史を独特の語り口で描く長編小説の、上巻。蛍光のようなマゼンタを全面に敷き、黒のペン画でヘリコプターと山並み、稜線に佇む小さな人影を配する構図。タイトルは荒い筆致を思わせる白抜きで、巻数の「上」は黒丸に押印のように据えられている。鮮烈な平面色と素朴な線描の対比が、虚構と現実のあわいを示唆する一冊だ。About出版社next door design出版年2014年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁大岡喜直(next door design)装画山下勇三