
三浦しをん+道尾秀介+西加奈子+角田光代+重松清+川上未映子+森絵都+池澤夏樹+綿矢りさ+吉本ばなな+高橋源一郎+村山由佳+小川洋子+浅田次郎
花王プラザの連載をもとに、14人の作家が「朝」「夕暮れ」「午後十一時」の一瞬を切り取るエッセイアンソロジー。同じ時刻をめぐる記憶や感情が並ぶことで、ありふれた一日の幅と奥行きが立ち上がる。淡い水色と桃色、鮮やかな黄色で描かれた風景を上半分に置き、余白の広い白地へ縦組みの題名と作家名を静かに配した表紙は、時間の移ろいとそれぞれの視点を軽やかに束ねる。切り絵のように簡潔な人物と風景が、日常の断片をそっと拾う本の性格を端的に伝えている。
著小林紀晴
装丁松田行正
平凡社 / 2018年
文学・評論