
住みか」をめぐる思索を綴った文学作品。場所、部屋、街——人が居つくということの意味を、しなやかな言葉で問い直していく。カバーは白い展示空間を写した写真。床に流れる白いコード、無造作に置かれたバスドラムや簡素な照明、奥に立つ金属のランプが、生活と展示のあわいを静かに浮かび上がらせる。タイトルと著者名は黒の縦組みで、白壁の余白にそっと添えられ、空間の静けさを乱さない。住むことの輪郭そのものを、表紙が空間として差し出す。
著MeillassouxQuentin、岡嶋隆佑、熊谷謙介、ほか
装丁水戸部功
青土社 / 2018年
人文・思想