一覧に戻る文学・評論モンスーン姜信子+片惠英派遣社員、工場長、支社長、上司、部下、管理人——都市という森に取り囲まれた人々の日常を描いた、韓国の現代文学。李箱文学賞受賞作家による短篇集の邦訳である。表紙には、鳥の群れとも木の葉ともつかぬ墨色のかたちが画面中央で渦を巻き、滲みやかすれを残した筆致で淡く広がる。タイトルと著者名はカタカナ・ハングル風の細い欧文書体で上下に分かち書きされ、余白の白がその不穏な動きを際立たせる。風向きの変わる予感を、紙の上に静かに留めた一冊。About出版社白水社出版年2019年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁緒方修一装画中谷ミチコ《あの山にカラスがいる》Amazonで見る